クッションマムの鉢植え

クッションマムの鉢植え

菊は吉野川市の花ですね。

特に鴨島町では昔から菊の町として、秋になればあちこちで菊を目にします。

私が担当している菊づくり教室でもベテラン講師により菊の育て方を勉強できる教室があります。
秋には受講生たちの菊を鴨島公民館に集め菊花展も開催しています。

しかし受講生の高齢化にともない、年々出展する菊も少なくなってきました。
また、展示する菊は受講生の自宅で育てているので、成長の過程が見れません。

もちろん秋に咲いた菊は綺麗ですが、公民館に来るたびに菊の成長が
見れたりするのもいいのではないのか。

などなど、菊づくり担当者としてこれから先のこともいろいろと考えたりもしてます。

しかし考えてばかりでは何も進まない。

ということで、何か実行に移すべく菊づくり評議会を開催。

実行する際の要点として

・担当者の技量で実現できること

・秋の菊花展につながること

・菊づくり教室のPR

以上3つの要点を含み実行できることを議論。

「担当者の技量で実現できること」がネックとなり、かなり難航しましたが何とか結論に達しました。

それは

担当者も菊を育てる

ということ。

とはいうものの大菊の3本仕立ては難しい。

選択肢としては、スプレー菊かクッションマム。

スプレー菊は実習でも育てているので、クッションマムを植えることに決定。

プランターでたくさん植えれるし、秋には公民館の入り口にも飾れるし、菊の生長も見れる。
講師の先生も「苗はなんぼでもある」といっていたので、分けていただきやすいし、菊づくり教室での
実習などにも使えるのでいいのではないだろうか。

 

などと考えていたのが3か月前。

そして先日、講師の先生からクッションマムの苗が届いたので、さっそく植えることに。

プランターと土を用意。

菊は「水はけ」のいい環境がいいので、プランターの底にかる石を敷いて水はけを良くし、根腐れを防止します。

プランターの底の穴がみえなくなるくらいまでかる石を入れます。

次にプランターの半分くらいまで土をいれます。

乾燥肥料や液肥をやるので、花の土はあまり肥料の入っていない土を選びました。

菊をポットから出します。
この時ポットいっぱいに根がはっている状態です。

ポットより広いプランターに植え替えるので根を傷めないように軽くほぐします。

植える位置に菊を並べます。

菊の位置が決まったら土を入れて菊の周りを軽くおさえます。
菊の根元をおえなくても周りの土を軽くおさえれば菊はまっすぐ立ってると思います。

周りの土を軽くおさえたら最後に土を足します。

足した土はおさえません。
水をやれば土が締まりますから。

プランター1つに3株ずつ植えました。

土の高さはプランターの縁から2,3センチくらい下にして、水をやったとき土があふれて流れないスペースを作っておきます。

ウォータースペースって言うんですね。
ネットにのってた。

スタッフのMさんも手伝ってくれてプランター15個に3株ずつで計45株のクッション菊を植えました。

菊の苗がまだあったので、あと5つプランターを買い足して合計20個のプランターでクッションマムを育てていきます。

植えたクッション菊の種類はフリッキー、恵比須 神、福緑寿、毘沙門天、河南の窓、弁財天とあともう1種類。

初めて見た菊で先生に教えてもらったんですけど忘れた・・・。
また聞いて名札作っとかないと。

植え替えたばかりなので最初はたっぷりと水をやりました。

講師の先生から教えてもらったポイントとして、プランターに植えたばかりの時はまだ根が広がっていないので、
菊の根元に水をやるようにと。

プランター全体に水をやってもまだ隅は根がないし、水のやりすぎになるので、根元に水をやるようにと。
また、ホースでやると水が多くでてるので、柄杓(ひしゃく)で水をすくってやるほうが量を調整しやすいそうです。

水をやりすぎると根が腐って枯れてしまうので、いつも「足らずめ」でやるようにと教わってます。

 

ちなみに世間ではクッションマムとして呼んでますが、私の場合はクッション、もしくはクッション菊と呼んでます。
いつからかはわからないのですが、なぜかずっとそう呼んでる。

スプレーマムはスプレー菊って言うし、クッションマムだってクッション菊って呼んでもいいじゃないだろうか。
しかしネットで調べても、クッション菊で検索すると菊柄のクッションがでてくるね・・・。

ということで記事上ではクッションマムと表記していきます。

 

そしてプランターに植えてから数日後、クッションマムの摘心の作業。

摘心とは茎を切って脇芽をふやすための作業。
将来的に咲く花の数が増えると思ってください。

これくらい伸びている菊を

こんな感じで切ります。

バッサリいくので、ちょっと躊躇しますが、先生からこれくらい切ってと言われていたので切りました。

切った菊はその辺に捨てずにビニール袋などにいれて、袋の口を縛って可燃ごみで捨てます。
葉に虫の卵がついていた場合、孵化してまた菊に虫がついてしまうのを防ぐためです。

土に還るからといって畑や鉢の中に捨てないようにしましょう!

 

ポットからプランターに植えて今日で約1週間。
菊も元気だし、しおれた感じもないので植え替えは成功といったところでしょうか。

秋にはたくさんの花が咲くことを目指して、手入れしていきます。

いくつかは枯れてしまうかもしれませんが、そのためにたくさん植えたんだ。

しかし

全滅の可能性もある

という懸念がありますが、がんばって秋の菊花展に花を添えたいと思います。

プランターは鴨島公民館の東側においてます。
来館の際には菊の生長を見て行ってください。

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