地域創生 現地研修 日亜化学編

地域創生 現地研修 日亜化学編

あっという間に6月も半分が終わってしまいました。

1日過ぎるのがさらに早くなったと感じる。今日はデザインの決まったサマーコンサートの細かい修正とか、講座の連絡とか、見積書の作成とか、もらった図面の確認とか。あれもーこれもーで今日も忙しくなるぞぉーと公民館の事務所に入った瞬間

館長「わるいけど、阿南まで講座生乗せて公用車で走ってもらえんだろうか・・・」

 

 

 

 

 

 

「え?」

 

 

出発準備

 

迫る出発時間。「40秒で支度しな!」のフレーズが頭に浮かぶ。
とりあえず、トイレ → 財布つかむ → iPad持つ → 公用車に乗る → 出発

あ、目的地は?
まず日亜化学の本社に向かうとのこと。行程表もない。あとでLINEで送ってねーと言い残して出発。道もわからないのでバスについて行きます。

はぐれたらiPadのGoogle Mapsに頼ればいい。目的地を設定してバスを追いかけることに。

約1時間後、バスに置いていかれずに無事に到着。
バスの運転手さん、ありがとうございます。

 

日亜化学の環境保全活動

 

出発が少し遅れましたが、予定の10時までに着きました。

最初に日亜化学の会社概要などをお話いただきました。

続いて環境保全活動の取り組みのお話。これは館長が是非、お話いただきたいとリクエストしていたそうです。

環境を大切にする日亜化学の取り組み
・環境にやさしい製品開発
省資源、省エネの推進
廃棄物の削減
化学物質による汚染の予防、低減
環境保護の推進

また、独自の地道な取り組みとして工場内の公園整備を行われているとのこと。約1万㎡のビオトープ公園があり、コイ、フナ、どじょう、アメゴを放流しています。あ、チョウザメも11匹。公園は四季折々の自然が満喫でき、見学当日も公園の芝生などを丁寧に整備されていました。

さらに、植林活動への協力としてとくしま絆の森整備活動にも参加しています。那賀川上流にある六丁の森での植林活動に毎年1回、100名ほどの社員とその家族が参加しているそうです。

こちらは公益社団法人 徳島の森林づくり推進機構(とくしまのもりづくりすいしんきこう)が中心となって活動しています。一般の方でも、参加できるそうですよ。

他にも工場外の清掃活動として工場周辺の道路の清掃や本社南を流れている岡川の河川清掃など継続的に活動しています。

と、ここまでの内容で取り組まれている企業は多いのではないでしょうか。しかし、日亜化学の独自性はすごかった。

 

希少野生生物の保護・育成

 

希少野生生物の保護・育成を行っている。

企業が存在が希少となりつつある動植物の保護や育成を行っているのはなかなか無いのではないかと。ゲンジボタルアサザの育成。アサザは徳島県のレッドデータブックに掲載されているんだとか。

構内には絶滅危惧種をはじめとした水生生物を保護・育成する水族館が!
たくさんの水槽をみていると、冷めていたアクアリウム熱がフツフツと。やっぱり水槽はいいなぁ・・・。

水族館内には徳島県では絶滅したと考えられていましたが、58年ぶりに発見されたカワバタモロコオヤニラミなどの水槽が。オヤニラミはお出かけ中とのことで水槽にはいませんでしたが、カワバタモロコは元気に泳いでましたよ。

しかし、このような絶滅危惧種の保護等はだれでもできないとのこと。徳島県が定めた「徳島県希少野生生物の保護及び継承に関する条例」の規程に基づき、捕獲などが禁止・制限されているのです。そのため日亜化学では回復事業計画を県に提出し、県や大学機関などと連携して活動しています。

このような官民学の連携によって進める事業をさらに継続的に実施するためには、市民の協力が必要不可欠であることを理解していただきたいとのこと。

 

これからの環境保全活動

 

最後に、地球温暖化は人間が起こしたものであり、この先は我々の手にゆだねられている。子や孫の世代であっても、豊かな自然が残る環境を残すためにやらなければいけないとおっしゃっていました。

そんな環境安全本部のキャッチフレーズ
「人の命と地球の命を守る!」
我々、松島組の本社業務と鴨島公民館も環境に配慮した活動を行っていますが、とても刺激をいただいたお話でした。まぁ、規模が違いすぎるんですが、それでも一人一人が地道な活動を継続するだけでも変わりますよね。

その後はLED製品見学や白色LEDの開発経緯を聞いたりと、あっという間に時間がきてしまいました。・・・なんでしょう。日亜化学の現地研修レポートなのにLEDの内容が薄すぎるような。
いや、これでいいんだ。日亜化学のLED事業はだれでも知っているじゃないか。
みんなが知らない日亜化学をレポートできたじゃないか。

と、自画自賛。

やはり事業規模の大きい企業はそれだけ周りにあたえる影響も大きいと感じました。だからこそ率先して環境活動にも力を入れる。すばらしいことだと思います。

ご対応いただいた日亜化学のみなさま、ありがとうございました。自分の日常では知り得ないたくさんの事を学ぶことができました。

超便利なLEDキーホルダー。

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