HDDからSSDに換装したノートPC。
快適です。
起動が速いのがいい。
Adobe Illustratorなどは写真やオブジェクトが多いと少し重たくなりますが、ノートPCなので許容範囲。
今やHDDに変わるストレージとして使用が増えてます。
ちなみにSSDにも種類があってM.2 SSDというものもあります。
M.2(エム ドット ツー)SSDのメリットとして
・データ転送速度が超高速
・データの読み込み書き込みが速い
・衝撃に強い
・スペースの節約になる
ということが言えます。
簡単に言うとSSDよりも高速で省スペース。
しかしデメリットとして
・発熱がすごい
・マザーボード上のSATA3ポートが使えなくなることがある
・高性能なものほど高額
SSDのメリットに発熱が少ないと言いましたが、M.2 SSDはデータ転送が超高速のため発熱がすごい。
発熱がすごい分性能が落ちてしまうので冷却対策が必要です。
自分で増設しなければデメリットは金額だけでしょうか。
しかしすべてのM.2が高速なのではありません。
パソコンを購入するときにざっくりと表記して
SATA3
の表記だと今回私が入れ替えた2.5インチのSSDの組み合わせ。
これが
PCIe NVMe
の表記だと速いやつです。
この表記は接続インターフェースと言ってパソコンと機器を接続する規格や仕様のこと。
SATAにくらべてPCIeのほうがたくさんのデータ通信ができるのです。
ただHDDに比べて容量単価が高い。
動画や写真をたくさん使うのなら将来的に500GBでは心もとない。
やはり1TBは欲しいところ。
そこでノートPCによってはSSDとHDDの両方を搭載しているモデルもあります。
WindowsなどのOSをインストールするドライブにSSDを使用してデータなどの保存は大容量のHDDに。
デスクトップPCには多いです。
1台のパソコンに2台のストレージを搭載しているパソコンをデュアルストレージまたはデュアルドライブといいます。
新しく会社で購入したデスクトップパソコンっだとOSをインストールするCドライブが500GBのSSDで、データ保存するDドライブが2TBのHDDのデュアルドライブのモデルを購入しました。
デュアルドライブにはいろいろとメリットがあります。
SSDは読み書きが高速ですが、書き込み寿命があり容量単価が高い。
HDDはSSDに比べて読み書きは遅いですが容量単価安い。
OSやソフトウェア関係のファイルはSSDのCドライブにインストール。
パソコンの起動やソフトウェアの処理速度の向上が望め、SSDのメリットが活かせます。
また作成中のファイルやよく使用するファイルもCドライブに保存。
デスクトップの領域はCドライブなので、よく使うファイルはここに置きましょう。
そして音楽ファイルや動画ファイルなどの容量の大きいファイルや使う頻度の低いファイルなどはHDDのDドライブに保存。
HDDに比べると容量がすくないSSDに容量を圧迫せずに済み、HDDのメリットが活かせます。
さらにHDDはSSDと比べて機械的構造で劣化していきます。
HDDが故障してもデータのバックアップをとっておけば、HDDの交換だけで修理ができます。
ストレージが1つしかないパソコンは交換する場合、OSやソフトウェアのインストールが必要です。
その手間を考えてもデュアルドライブのメリットは大きいです。
パソコンを購入すればドライブがCとDの表記があると思いますが、ドライブの表記が2つあるからといってデュアルドライブというわけではありません。
1つのドライブをパーティションといって2つに分けて使用しています。
例えばもともと12畳の部屋を間仕切りして6畳の2部屋にするイメージ。
ものすごく個人的な考え方ですが私自身あまりパーディションでドライブを分けるメリットが感じられない。
システムをインストールするCドライブの容量比率は低いし、ストレージが故障すればCだろうがDだろうがデータはダメになるし。
まぁ、過去HDDの故障でデータをなくしてしまった経験上、どうしても故障前提で物事を考えるようになったことが原因なのですが。
会社関係で購入するパソコンはパーディションでなくデュアルドライブのものを購入しています。
消えて困るデータは別ストレージにバックアップを取ってくださいと言ってます。
語弊があるかもしれませんがパソコンはいつ壊れてもおかしくない。
あくまで個人的なものすごく偏った考え方ですが。
たとえばこのような外付けのHDD。
足で引っ掛けたりしてパタンと倒してしまった。
これだけでデータの読み出しができなくなったりします。
HDDは精密機械の塊です。
プラッターは高速回転してますし、倒れた衝撃でアクチュエーターや磁気ヘッド、プラッター自身が傷つくようなことがあるかもしれません。
データの読み出しはできてもHDDから異音がする場合も。
「ちょっと倒しただけなのに」
ということでもダメになることもあります。
これを「打ち所が悪かった」といいます。
実際、会社のデスクトップパソコンを倒した後、HDDから異音がするようになったこともあります。
HDDからデータをコピーして新しいHDDと入れ替えて事なきを得ましたが異音がする場合はデータのバックアップを取りましょう。
私の場合は過去の経験からバックアップを取る習慣ができましたが、それも一度痛い目を見たからこそ。
パソコンに限らずスマホなども同じことです。
iPhoneだとパソコンに接続してiTunesから簡単にバックアップが取れます。
スマホが粉々に砕け散っても新しいiPhoneにバックアップファイルを使ってデータの復元することもできます。
データは消えてしまえばそれまで。
私のように痛い目をみて習慣づけるのではなく、くるかもしれないリスクに備えましょう。