第13回吉野川コレクション
忌部・麁服の里 in Yoshinogawa
のイベントレポートの続き。
オープニングの篠笛演奏と書の披露
オカリナ演奏
「忌部・麁服の里」講演
「大嘗祭と阿波忌部」の講演
和太鼓の記念演奏
予定通りのプログラム進行で無事にイベントは終了。ここまでが前回のお話。そしてここから本当の戦いが始まる。
本来ならイベントが終わり、「無事に終わってよかったー」で機材を片付けてお疲れ様という流れ。しかし私にはもうひとつ、仕事が残っています。
この吉野川コレクション終了後、鴨島セントラルホテルにて一般社団法人忌部文化研究所の設立と「大嘗祭と阿波忌部」の講演講師の林先生の書籍の出版記念式典が行われます。その式典で林先生が忌部文化研究所の設立経緯を講演するため、パソコンとプロジェクターの設営任務が私に課せられてます。
忌部文化研究所の設立にあたり社長も理事として関わっているため、林先生の講演の機材の設営を依頼されました。普段ならパソコンとプロジェクターの設置くらいなんてことないのですが、ヨシコレ開催後に行われるので、
時間がない
とにかく時間がない
式典は5時から始まります。ヨシコレ終了時刻が3時40分。会場のセントラルホテルには4時30分には到着して機材を設置しないといけない。移動は5分としても後、45分。この間に、持っていくパソコン、プロジェクターの機材の準備。ヨシコレ会場の機材のバラシをしないといけません。
とりあえずミキサー周りの機材のバラシとマイクやケーブル類の片付け。
機材も電源を切る順番があり、間違うとスピーカーを痛めるので、5階の音響室へ走って、音響室から電源を落として片付けて行きます。
ヨシコレで使ったプロジェクターとパソコンをそのままセントラルホテルまで持っていって使うので、配線をバラシて鞄へ収納。パソコンの予備機としてiPadにもデータを移して、プロジェクターへの変換コネクタとHDMIケーブルも準備。ここまでで4時10分。
よし、間に合いそう。あとは着替えて会場にいくんですが、
正直、汗だくでスーツに着替えたくはない。
しかし、式典では社長からテーブルに私の席も用意していただいてます。式典での来賓には議員や会社の代表の方々も列席されます。そんな会場でカーゴパンツにTシャツでテーブルにつこうものなら
「なに、あのひと・・・」
などという光景が容易に想像できます。私も松島組社員のはしくれ。ダメ人間ですが、TPOくらいはわきまえております。デオドラントシートで体を拭いてスーツに着替えてネクタイを締める。
だめだ、もう暑い
あ、汗が・・・。なんてやってるうちに4時25分。機材類をもって鴨島公民館を出発し、予定通り4時30分にセントラルホテルへ到着。
会場に行くと、社長がスクリーンを用意してくれていたので、さっそく設置にとりかかります。会場には続々と関係者の方が入ってきてます。とりあえず柱の後ろでパソコンの起動と配線の準備。
プロジェクターを設置して
講演のスライドの試写と動作確認。
4時50分に設営完了。そして涼しい場所発見。
スクリーンの裏で開演までクールダウン。予定通り午後5時に式典が始まりました。
忌部文化研究所設立にあたり、来賓祝辞や祝電の披露などが行われ、林先生による設立の経緯についての講演も無事に終わりました。スライドも問題なく終了。乾杯も終わり、歓談の時間に。
ここで設立された忌部文化研究所についてご紹介。
「忌部」とは、古代よりヤマト王権の宮廷祭祀を掌った名門氏族であったが、その本格的な研究は全くなされていない。
しかしながら、近年の林博章氏の研究による一考察で、阿波勢力(後の阿波忌部族)が、弥生後期から古墳前期(3~4世紀)にかけ、吉野川流域を中心にその勢力を展開し、海部(あまべ)と力を合わせ四国東部の阿波地域を拓き、ヤマト王権成立に大きな影響を与え、各地に麻・榖(かぢ)を植え、農業・養蚕・織物・製紙・建築・漁業・衣食住の生活文化技術や産業技術・古墳築造技術(農業土木技術)などを伝播させた技術集団、かつ祭祀集団であったことが次第に判明してきた。
さらに「忌部」のルーツや農文化の源流を探究すると、汎アジア的な様相と古日本文化の源流を形成した一面をもつことが浮かびあがってきた。
これら新「忌部」研究を画期的だと推薦して下さったのが、故上田正昭氏(京都大学名誉教授・東アジア学会会長)であった。
本研究所は、上田正昭先生の意志を引き継ぎ、グローカル且つ多面的視点、学際的な研究姿勢で、失われた「忌部」の記憶を掘り起こし、古代日本史の謎を解明することを目的に研究所を設立する。
以上、一般社団法人 忌部文化研究所のホームページより引用
忌部文化研究所の詳細はこちらのリンクからどうぞ。
10月7日より発売となった林博章先生の著書の紹介もありました。鴨島公民館の図書室に寄贈いただきました。
天皇即位と大嘗祭 徳島阿波忌部の歴史考
日本の原点を見つめ、未来を創る!天皇の即位により行われる大嘗祭。歴史は古くはるか千年を超える。その日本古代からの儀式の中核をつかさどってきた阿波忌部氏とは一体何者なのか!今まで表舞台では語られることのなかった徳島阿波忌部から大嘗祭の意義を考える。日本創生に向けた道標となる一冊!
林先生ありがとうございます。
「天皇即位と大嘗祭」は鴨島公民館図書室でご覧いただけますが、鴨島公民館でも販売しております。税込みで3,240円となっております。
無事機材の設置・片付けも終わり私の役目もはたせました。あとはおいしい食事を堪能させていただきましょう!
食事はビュッフェスタイル。
×5
×3
あとパエリア×2(写真なし)
ヨシコレで昼食を食べる時間もなかったので、ちからいっぱいいただきました。
で、ようやくこの日が終了。ヨシコレ含め、無事におわってよかった。あとは汗だくのスーツをクリーニングに。