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舞台技術研修会「ホール管理者として知っておきたいこと」

舞台技術研修会「ホール管理者として知っておきたいこと」

前回の中四国別劇場・音楽堂等職員舞台技術研修会でのレポートの続き。

今回はホール管理者として知っておくべきこと。
安全にホールを使用していただけるためには、どのような管理や知識が必要なのかをご紹介。

 

管理・運用の考え方

劇場や公民館など多くの人が利用する施設には法令によって定められた設備があります。

例えばスプリンクラー設備自動火災報知器避難誘導灯などは必ず設置しなければいけません。

また、ホールを構成する設備として舞台機構設備音響設備照明設備映像設備などがあり、
それらの設備を安全に機能させるためには、多種多様の知識と技術が要求されます。

ホールの運用を維持管理していくためには、私のようなホール担当以外に、電気工事関係
空調関係(冷房・暖房設備)など、専門的な知識を持った人員が必要になります。

ホールの担当者は直接舞台で作業し、主催者や出演者などと直に接し、いろいろな事柄に対応していきます。
そのためにはある程度、舞台関係以外の知識も必要になり、何かあったときは関係者に連絡し対応しなければいけません。

鴨島公民館の場合は電気工事関係では松島組の協力業者さんに、空調関係は施工業者にお願いすることが多いです。

前にも書きましたが、私自身まったく舞台関係の知識が無い状態からスタートでしたが、やはり経験が1番だと感じてます。
舞台の知識がないだけでなく電気関係の知識や図面の見方もわからない。

いま振り返ると指定管理になって最初の2年間、どうやって乗り越えてきたのか思い出せない・・・。
よくできたもんだ。

それだけたくさんの方のご協力があったんだと思います。

ホールを管理・運営するものにとって一番大切なことは

「利用者にとって使いやすい会場を提供する」

このことを一番に考えて私は業務にあたってます。

研修でいただいた資料には

「ホールを安全に管理・運用するためにも職員は技術を身につけあらゆる事について
指示・指導ができるよう常々勉強し、多くの知識を学ばなくてはなりません」

とありました。

たしかに。

舞台を使用する主催者は必ずしも舞台機構や音響・照明が分かっている人ばかりではありません。
そういった方々に、安全に舞台を使用するための注意点や音響・照明のことなどを説明する必要があります。

説明し正しく理解してもらうためにも私自身が正しい知識を身につけることも必須。
いろいろな失敗もありますが、そのひとつひとつが経験となり現在、何とか出来てると思います。

そう思いたい!

 

次に舞台の管理業務にはどんな業務があるのか。

今回は「保守管理業務」、「安全管理業務」、「災害時避難誘導業務」の3つをご紹介。

保守管理業務

保守管理業務としては、音響や照明などは専門のメーカーに委託をして点検を
行ってもらっていますが、ホールの担当者での日常的な点検をすることにより故障や
トラブルを早期発見、対処につなげ、重大な事故やトラブルを防止することにつなげます。

一度しか起きなかった軽微な不具合や異常でもメーカーでの点検の時に

「こんなことがあったんですけど」

など伝えるために、日頃からしっかりと管理していかないといけません。

主催者にとってはイベントを開催するにあたり、日程調整や本番にむけての練習など
たくさんの時間と労力をかけていますので、ホールの設備が原因で延期や中止などの事態を
起こさないためにも日頃の管理がとても大切となってきます。

私にとっては年間何十回とあるイベント業務でも主催者にとっては1回のイベント。
私自身も主催者と同じ気持ちで臨んでますので無事にイベントが終わった時の開放感ったらもう・・・。
でもすぐに次にイベントが続くので気持ちの切り替えが大変です。

 

安全管理業務

イベントでは多くの人が忙しく動きます。

音響・照明・大道具の業者さんは大量の機材を持ち込むため、搬入口の確保やトラックの
駐車スペース、搬入経路など事前の確認が必要不可欠です。

ほとんどの業者さんは事前に下見に来られるので、搬入口や舞台設備などを案内できますが、
県外のから来られる場合は下見が難しいので、舞台の図面や搬入経路などの写真を送り
確認してもらうため、資料の準備も必要です。
いつでも渡せるように、まとめて準備しています。

事故防止のため、電源の容量や回路など、電源の取り方や、緞帳の降りる位置などの説明もしています。

 

災害避難誘導業務

公演中に火災報知器が鳴ったり、地震がなどの災害が発生した場合、
大勢の観客や出演者を安全に避難誘導しなければいけません。

鴨島公民館にも防火管理者(スタッフMさん)が防火管理者講習の受講、防災避難訓練、
避難時の行動マニュアルを作成しています。
火災の場合、スタッフは初期消火を行うため消火器の使用方法なども訓練しています。

講習で1点、気になったことがありました。
それはスプリンクラーのこと。

スプリンクラーのヘッドは70℃位の熱でとけて、水が放出される仕組みですが、
物をぶつけたりすることで、ヘッドが破損し水がでる場合があります。

水は機械にとって大敵。
実際、物をぶつけてスプリンクラーヘッドが破損し水が出たときに
スプリンクラーの止め方が分からずにホールが水浸しになり、
結果約3ヶ月ほどホールが使用出来ない状態になった例があるそうです。

このような水損(すいそん)を出さないために館内のスタッフ全員が
スプリンクラーの制御弁の場所を認識することが必要なのだと。
1人しか知らない場合、その人が休暇だとだれも対応できなくなるので
全員の共通理解とすることが必要なのだと教えていただきました。

そういえば、鴨島公民館にもスプリンクラーはありますが、制御弁の場所は私も知らないな・・・。
水損回避のため、早急に調べることにします。

 

このように舞台の業務といっても幅広い知識と経験に基づいた説明などが必要なのです。
そして個人的にもうひとつ大切だと思うこと。

それは体調管理。

まぁどこの業界でも同じでしょうけど、イベント当日に体調不良でダウンなどとならないよう、
日頃からの体調管理は気をつけています。

私の場合は適度に運動して、しっかり食べて、お風呂に浸かって、寝れば大丈夫。

あいかわらず映えない写真のとりかただな。

次回は舞台の運用についての紹介を予定してます。

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